【「膝MRI」第4版】
メディカルスキャニング恵比寿院長 新津 守先生による「膝MRI 第4版」が発売となりました。
医学書院 https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/115127

【医学書院 より】
「トップランナーが示す、膝MRIの現在地
わが国の膝MRIのトップランナーによる定番テキストの改訂第4版。前版刊行から8年が過ぎ、症例の蓄積がさらに進んだ。新出疾患を多数収載したうえで、MRIの高性能化に伴う、臨床上有益かつ高画質の画像を新たに約400枚追加した。好評のコラムもさらに充実し、臨床上の有益性が増している。」
【序文より】
本書は多くの方のご尽力により,初版(2002年,160ページ),第2版(2009年,217ページ),第3版(2018年,323ページ)を発行でき,海外では英語版(Springer,2012年),中国語版(人民軍医出版,2012年),韓国語版(Shmed,2024年)と翻訳発刊された.
今回の主な追加・改訂点は,①症例・画像と文献を大幅に取り入れ,増加した画像を格納するために余白を可能な限り圧縮した.②新たな疾患の紹介として,膝窩筋損傷,fabella症候群(第6章),バケツ柄断裂の「6の字または∂(デル)の字サイン」,MMPRT,ramp lesion(第7章),軟骨損傷をOAに統合(第10章),suprapatellar fat padの分類とその疾患(第11章),血友病性関節症(第11章)などである.
膝MRIにのめり込む契機となったのは,学位論文テーマを模索中の1988年,筑波大学にMRIが導入された時.人手不足から,MRI操作から撮像(当然読影も),会計そして保守管理の一切をひとりで任され,ほぼ一日中MR室に詰めていた頃.「膝を動かしながら撮影したらどうなるか」との発想で開始した膝関節のシネMRIであった.
これで無事に学位を取得,その過程で膝MRIに興味が深まり,ACL描出能向上のため「膝を少し曲げて撮像する」ことは広く普及できたと思う(Niitsu M, et al: Knee extension and flexion:MR delineation of normal and torn anterior cruciate ligaments. J Comput Assist Tomogr 1996;20:322-327).
今回も池田耕太郎院長をはじめとするいちはら病院・整形外科の先生方に大変お世話になった.MRI画像に関してはメディカルスキャニング・針生武瑠技師にご助力いただいた.出版にあたっては今回も医学書院・大橋尚彦氏にお世話になった.ここに改めてお礼申し上げます.
初版の時は筑波大学,第2版は首都大学東京(現東京都立大学),第3版は埼玉医科大学,そして現在は東京医科大学の客員とメディカルスキャニングに籍をおいている.将来,第5版が出版できるとしたら,どこで何をしているのだろうか.私のライフワークとして『膝MRI』にこれからも末永くお付き合いいただければ幸いです.
2026 年早春 明治通りの喧騒を窓越しに聞く恵比寿にて
新津 守